元教師による支援局[保護者向け]成績表の時期です。

2016.07.09

学校に付きものの成績表のお話です。

子どもたちの学校生活のまとめとして、学期末に成績表(通知表)が出されます。
学習や生活面においての状況が数値や所見で評価され、保護者にも知らせるものですが、この
時期になると、思い出される話です。

もう、随分前のことです。

あるテレビ番組に出演していた萩本欽一さんが、母親のことを語っていました。
その中のエピソードとして、勉強が得意ではなく、よい成績ではなかったという学校の話がありました。

学校から成績表をもらって見せると、お母さんは成績表を手に取り、上から下まで隅から隅まで眺めていましたが、ある所見のところ(一カ所)を見て、そこを褒めてくれたというお話でした。

「成績も悪いし、褒めることがなくて一生懸命に探してくれたんでしょうね。」
母親の優しさを笑顔で語っていたのをよく覚えています。
萩本さんは、どんな自分も認めてくれる母親の愛情を感じたのではないかと思います。

私も子どもをもつ親として、成績というものを通しての親のあり方を考えさせられました。

ややもすると、子どもの評価、それも数字ばかりに目がいき、「もっとしかり勉強しなさい。」「いつも遊んでばかりいるから。」などと言ってしまいがちではないでしょうか。             

ある生徒は、通知表を父親に見せたところ、期待はずれだったのか、表情が暗くなっていくのを見て「私のことをもう諦めたな。」と感じたと言っていたことがあります。

子どもなりに一生懸命頑張った結果だからと認めつつも、内心は、これでは進路も心配だと思うこともあり、そういった親の気持ちを子どもたちは敏感に感じ取っているかもしれません。

勉強が苦手な子も努力しない子も、ほとんどの子どもたちは自分の成績(評価)を気にしています。
頑張れなかった自分自身にも気づいています。
そして、思わしくない評価のときは、親ががっかりすることもわかっています。

親はその子どもに追い打ちをかけるのではなく、まずは褒めるところを見つけてあげたらいいと思います。
そして、自分ではどうだったのか、これからどうしていこうと思うのかを一緒に考えてあげられたら、いい関係ができるように思います。

「褒められて育つ子」「叱られて奮起する子」その子によって育て方は異なりますが、まずは、親の目で子どものいいところをしっかりと捉え、認めてあげることが大切だと思います。

畑千栄子160709


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