元教師による支援局[教師&保護者向け〕体育祭の練習で

2016.09.17

秋の体育祭シーズンです。
夏休みに入る前から準備を始めて、9月の本番までの約1か月は、教師としては過酷な日々になります。
強い日射しを浴び、汗と埃にまみれて、生徒たちと共に走り回ります。
その後の感動を味わえることが支えとなって頑張れますが、普段、教室で授業をしている私にとっては辛いものでした。
(いつも屋外で指導している体育の先生には申し訳ありませんが。)

連日の忙しさで、教師間でのトラブルが起こることがあります。

後輩の20代女性教師の話です。

体育祭の学年種目に”ムカデ競走”がありました。

体育祭

彼女がその担当で、5クラス分のムカデに使うロープを準備していました。
練習の前日の確認作業では、1クラス12本ずつ、合計60本のロープをチェックし、クラスごとにダンボール箱に入れ、クラス名を明記する作業を、彼女一人で行いました

当日、先輩教師が学年生徒の前に立ち、いかにも自分が準備したかのように、
「これから、ロープを配るから、代表者は取りに来なさい。」
と指示を出しましたが、
クラス名を考えずに勝手に渡したため、人数とロープの数が合わず、大混乱になってしまったのです。

その時、マイクが設置されている朝礼台から、担当の彼女に向かって
「何やってんだよ!ちゃんと準備するように言っただろう。もういい。俺がやる。」
生徒たちの前で声を荒げたのです。

生徒の前で、しかも相手は先輩です。反論はできません。
ロープを確認し、練習が開始されたのは、それから15分程たってからでした。

”練習がスムーズにいくように、時間をかけて準備したのに。”
彼の勝手で理不尽な言動に、彼女は深く傷つきました。
生徒の前で罵倒されたことも悔しかっただろうと思います。

その話を聞いて、私なら口論になったかもしれないと思いましたが、冷静に考えてみると、何か嫌なことがあっても、この先も同じ職場で顔を合わせなければなりません。

教師といっても人間、いろいろな人がいます。
ずっとそうして生きてきた他人の性格は変えられないので、自分が考えを変えるしかないのです。


”先輩は短気でカッとなるところがあるが、優しく面倒をみてくれることもあった。悪いところばかりではない。”
と考えると、過去のいい出来事が思い出され、少し気持ちが楽になります。


また、別の視点から
何があっても、生徒たちの前で、同僚教師の悪口を言ったり、嫌な顔をしたりしてはいけない。”
と反面教師として受け止めると、これからの教師生活に役立つのではないかと思いました。



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