摂食障害とは【学校との関わり】

2016.10.10

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
摂食障害をより知っていただけますように、それぞれのテーマに沿って、よくある質問をまとめています。
今回は、摂食障害と学校との関わりについてです。

a71fc10e1b069806c38c73e0c5522308_s

 

Q1.摂食障害患者の通学で気をつける点を教えて下さい。
⇒ A.摂食障害をもちながら通学することは心身ともに簡単なことではことではありません。
様々な点で配慮が必要になるため、学校側へは摂食障害について、摂食障害患者本人の精神的・身体的状態を説明して協力をお願いするとよいでしょう
例えば、精神的に不安定であること、また体力が低下していること等から欠席や遅刻・早退が多くなることが予想されるときは予め学校側へ伝えておくことが重要です。
また、カウンセリングや医療機関に通うのに通学の時間調整等が必要な場合も同様となります。
そして、卒業に必要な出席日数について確認することも大切です。
授業を休むことにより、摂食障害患者本人が成績が下がるかもしれないと強い不安や焦りを抱く場合は、可能であれば勉強の進度を教えてもらえるよう学校側へ協力をお願いしたり、無理ない程度に家で勉強を進めると良いでしょう。
ただし、それらは無理して通学することを避けるため、強い不安や焦りを抑えるための手段です。
摂食障害患者が授業を休んでも安心して摂食障害克服へ向かえるような環境が大切です。

 

Q2.通学が難しい場合、退学をすすめた方が良いですか?
⇒ A.状況にもよりますが、可能な限りは学校側と相談の上、卒業できる方向ですすめた方が無難といえます。
摂食障害は克服できる病気であるため、克服後に摂食障害患者が社会へ出るときに学歴が問われ学校を中退したことに後悔するケースがあります。
摂食障害があるうちは、本人の希望や考えは、そのときの感情や体調により大きく左右されることにも考慮が必要です。
学校側から許される範囲で欠席や休学を利用しながら療養できることが望ましいです。

 

Q3.体育の授業が心配な場合は?
⇒ A.特に拒食症の場合は体重減少により体力が落ちているため、体育の授業に参加できないことがあると思います。
学校側へ本人の病状や体力面の状態を伝え、必要であれば診断書を提出して、体育の授業の不参加または可能なものだけ参加する等その対応について
学校側へ協力してもらえるように説明すると良いでしょう。

 

Q4.学校の試験についての対応はどうしたらよいですか?
⇒ A.本人が試験を受けられる状態であれば問題ありませんが、試験を受けられない場合は配慮が必要です。
学校の成績、進級、卒業について心配している摂食障害患者は多く、安心して療養するためにも進級や卒業の見込みについて学校側へ確認することが大事です。

 

Q5.受験にどのように対応したらよいでしょうか?
⇒ A.摂食障害患者にとって、受験は精神的にも体力的にも大きな負担がかかります。
自ら心から勉強したいと思う分野が見つかったり、進学したい学校があれば、その気持ちから摂食障害克服に向かう場合もありますが、大きなプレッシャーがかかると症状悪化に繋がりかねません。
摂食障害の学生の方は推薦入学で進学しているケースが多くみられます
普段の学校の勉強、通学することだけでも精一杯の状態で受験に対して心身ともに余裕がないためまた、早く進学が決まることで早く安心することができるからという理由があります。
ただし、摂食障害患者本人が希望していない進学先の受験を押しつけることもまた症状を悪化させる要因になるため、進学については、本人の希望を聞き入れながら学校側とよく相談することが大切です。

 

摂食障害の方が学生の場合は、本人が安心して療養できるように家庭と学校で連絡を取り合っていくことが大切です。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

【「摂食障害とは」 目次はココをクリックしてご覧いただけます】

 

関連記事
【摂食障害克服記 目次はココをクリックしてご覧いただけます】
摂食障害克服記 目次


PAGE TOP