摂食障害とは【家族の協力】

2016.10.03

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
摂食障害をより知っていただけますように、それぞれのテーマに沿って、よくある質問をまとめています。
今回は、摂食障害患者の家族の協力についてです。

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Q1.まず一番初めに家族にできることは何ですか?
⇒ A.まず「摂食障害」という病気を理解していただくことです。
摂食障害は心の傷が原因としてあり、風邪のように数日で治るものではなく、また、ただ単に体重が平均値になったからといって治ったとは限りません。
摂食障害の原因や症状などについて理解を深めていただくことが大切なことです。

 

Q2.摂食障害患者への対応で家族はどのようなことに気をつけたらよいですか?
⇒ A.ご家族の対応として、下記のようなものがあげられます。

・摂食障害患者の行動を責めないようにする。
摂食障害には特徴的な行動が伴ってきます。(参照:摂食障害とは【特徴的な行動】
ご家族にとって異常と思われるような行動がみられたとしても、摂食障害患者を責めずに理解することが症状悪化を防ぐことになります。

・家を安らぎの場所にする。
摂食障害患者は精神的にリラックスできなければ、克服には向かいにくいです。
家族関係などが原因で摂食障害患者にストレスがかかっていないか振り返り、家(家庭)を安心して生活できる場所に整えていくことが摂食障害を克服することに影響してきます。

・体重や体型に関わる言葉は避けるようにする。
「痩せたね」あるいは「太ったね」などの体重や体型に関わる言葉に摂食障害患者は敏感です。
家族への反抗心や自責などにより、ダイエットに拍車をかけるきっかけになることがあります。
体重や体型に関わる言葉は避けるようにしながら、克服に向けて心理カウンセラーや医療機関と相談していくことが大切です。

・食事について干渉し過ぎないようにする。
例えば、拒食症患者へ「もっと食べなさい」という言葉や、過食症患者へ「食べ過ぎだ」という言葉は摂食障害患者にとって「自分は認められていない」「理解されていない」という気持ちを生むことになり悪影響を及ぼしやすくなります。
また、食事を干渉されていると思うと更に人目につかない所で食事や体重のコントロールを行うことがあるため、注意が必要です。



Q3.子どものような幼い言動にどう対応したらよいですか?
⇒ A.摂食障害患者が子ども返りしたような言動は、「大人になることへの不安」「自立することへの恐れ」の表れでもあります。
それにご理解いただき、受け入れるようにすることが大切になります。
子どものような言動を叱ったとしても、それが改善されるわけではありません。



Q4.拒食症患者へ体重が増えたことを褒めることは良いことですか?
⇒ A.摂食障害は心の病気であるため、単に「体重が増えた」という表面的なことを褒めても摂食障害患者は「理解されていない」と否定的に考えることがあります。
そのため、症状の悪化を招くことがありますので、精神的な回復が目的となることを見失わないことが重要です。



Q5.自己嘔吐をやめさせるにはどうしたらいいですか?
⇒ A.自己嘔吐は摂食障害の症状の一つであり、無理にやめさようとすると更に抵抗するようになります。
まずは摂食障害の原因となっている心の傷への対処が必要です。
心の問題が解決されれば自己嘔吐は自然に無くなっていきます

 

摂食障害の克服には、ご家族の協力が大きく影響します。
ただし、ご家族(特に母親)への負担がかかることが多いため、ご家族の方の心身のケアも忘れず行うことが大切です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今後も毎週更新していきますので、よろしくお願い致します。

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