摂食障害とは【特徴的な行動】

2016.09.26

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
摂食障害をより知っていただけますように、それぞれのテーマに沿って、よくある質問をまとめています。

今回は、摂食障害がもたらす特徴的な行動についてです。

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Q1.摂食障害患者にみられる行動にはどのようなものがありますか?
⇒ A.摂食障害の特徴的行動として、主に下記のようなものがあげられます。
・強いこだわり
例えば、日々のスケジュール(時間や習慣)、食べる物や使う物(メーカーや質)などに対して強いこだわりをもつようになります。
それにより、自分自身が精神的に追いつめられるようになり柔軟性も失っていきます。

・認知の障害
栄養不良の痩せによって脳がうまく機能しなくなるために認知に障害が出てきます。
大小の見分けがつかなかったり、ものの太さや量なども正しい認識ができなくなります。
そのため、多くの摂食障害者は、体重が減り体は痩せ細っているのに「他人より太っている」と口にし、激しいダイエットを続けるのです。

・被害感情
認知の歪みから、事実を正しく受け止められなくなります。
例えば、道で話しながら歩いている2人組とすれ違ったとすると「自分を見て笑っていた、バカにされている」「悪口を言われている」など自分が被害者であるという妄想が膨らみ、それを事実だと信じるようになります。

・集中力や記憶力の低下
脳に糖分が行き渡らないため、集中力や記憶力が落ちていきます。
勉強が手につかなくなる、仕事が覚えられない、勘違いが多くなる、頻繁に忘れ物をするようになるなど、日常生活に支障をきたしてトラブルを生んだり、これが挫折感や自己嫌悪に繋がることにもなります。

 

Q2.リストカットなどの自傷行為と摂食障害は関係していますか?
⇒ A.摂食障害患者で自傷行為も併せて経験しているケースは少なくありません
自己嫌悪や罪悪感から自傷行為に走り、自分を傷つけることで癒しを感じられるため、自傷行為を繰り返し癖になることが多くあります。

 

Q3.実際食べないのに、料理をたくさん作るのはなぜですか?
⇒ A.飢餓状態で体は栄養(食べ物)を欲していることからです。
飢餓状態になると、思考や興味が食べ物中心になるため、料理が趣味になったり、料理番組や食べ物の写真が載っている料理の本などを食い入るように見るようになることも摂食障害の特徴的な行動です。

 

Q4.摂食障害患者はなぜ夜型の生活になるのですか?
⇒ A.特に過食をする場合、食べている姿を人に見られることを避けるようになります。
そのため、家族が寝静まる時間にキッチンへ行き、冷蔵庫に入っている物ものを人目から隠れて食べたり、誰にも見つからないように夜中にコンビニなどに食べ物を買いに行ったりします。
夜中が安心して食べられる時間帯となるので活動時間が夜へ移行し、過食と嘔吐を繰り返す場合は更に昼夜逆転の生活となります。

 

Q5.人にたくさん食べさせようとするのはどうしてですか?
⇒ A.摂食障害があると、家族や友人など周りより食べる量が少ないということを実感することで安心感を得ようとするからです。
自分が他人より痩せていたいと思うが故、カロリーの高い太りやすい食べ物を周りにすすめ、思うように食べてもらえないと強い不安を感じ、パニックを起こすこともあります。

 

上記のような行動に摂食障害患者のご家族は困惑することがあると思いますが、本人をあまり責めないようにすることが、症状の悪化を防ぐことにもなります

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今後も毎週更新していきますので、よろしくお願い致します。

 

 

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