摂食障害とは【身体的症状】

2016.09.19

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
摂食障害をより知っていただけますように、それぞれのテーマに沿って、よくある質問をまとめています。
今回は、摂食障害がもたらす身体的症状についてです。

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Q1.摂食障害は体のどのようなところに影響を及ぼしますか?
⇒ A.循環器・呼吸器系、血液系、消化器系、筋力低下・骨折所見、皮膚症状、内分泌・代謝系、腎・泌尿器系、唾液腺・口腔内所見、皮膚の傷跡など、影響は全身に及びます

 

Q2.自己嘔吐によってもたらされる体の影響にはどのようなものがありますか?
⇒ A.例えば、下記のような症状を起こすことになります。
・歯のトラブル
嘔吐を繰り返すことにより胃液がたくさん出ることになりますが、その胃液が歯のエナメル質を溶かし、虫歯になりやすくなったり、歯が抜けやすくなる等、歯のトラブルが起こります。

・脱水
嘔吐をすることで脱水症状を起こすことになります。

・浮腫み
嘔吐を繰り返すと栄養状態の悪化が起こり、低アルブミン(たんぱく)血症により、浮腫みやすくなります。
また、体重低下により腎臓機能が低下することも体の浮腫みを引き起こすことになります。

 

Q3.拒食症の主な身体的症状にはどのようなものがありますか?
⇒ A.下記のような様々な症状があげられます。
・低体温
痩せると筋肉が少なくなり、熱を生み出せなくなるため体温が下がります。

・低血圧
栄養不良から血圧が低くなります。

・浮腫み
特に自己嘔吐している場合、低栄養状態(低アルブミン(たんぱく)血症)により、顔や体が浮腫みます。
またその他に、体重が低下すると腎臓機能も低下するため、これも浮腫みの原因になります。

・生理がとまる(女性の場合)
低栄養状態となり体重が減ると女性ホルモンのバランスが崩れて生理がとまります。

・毛深くなる
痩せて体温が低下すると、体が自ら体を守ろとし、うぶ毛が濃くなります。

・味覚異常
亜鉛不足により味覚異常が起こります。
味が分からなくなり、味付けを濃くするようになります。

・骨の老化
栄養不足、痩せ、無月経により、カルシウムは低下し骨の老化が起こります。
骨粗しょう症になると骨はスカスカの状態となり、背中や腰に痛みを感じるようになったり、骨折の原因となることもあります。

 

Q4.過食症の主な身体的症状は何がありますか?
⇒ A.基本的には、上記にあげた拒食症の症状(「3.拒食症の主な身体的症状にはどのようなものがありますか?」の回答)と同じものがあげられます。
ただし、ストレスなど精神的な影響がなければ、女性の場合、生理は通常どおりあるでしょう。

 

Q5.摂食障害で一度無月経になってしまったら子供を産めなくなりますか?
⇒ A.痩せの状態が続く間は生理がとまりますが、体重が戻ると生理も戻ります。
一生子供を産めなくなるわけではありません

 

拒食症は身体に深刻なダメージを与えます。
死に至ることもある深刻な精神疾患です。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

今後も毎週更新していきますので、よろしくお願い致します。

 

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