摂食障害克服記 (第二十八回目) 【高校3年 1月 – 退院後の変化

2016.05.16

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。

今回は、拒食症で入院治療を行い、退院したその後の変化についてです。

 

摂食障害


退院後、まず一番初めに直面したのは学校のストレスです。

入院でしばらく学校に行っていなかった分、学校に行きたくない」という憂鬱な気持ちが入院前より強くなり、精神的に不安定な日が多くなりました。

大学の推薦入試という自分にとって大きな壁を越えた後、
何か勉強しなくてはならない(勉強をしない自分はダメな人間)
  →「でも、何を目標にしたらよいか分からない」→大きな焦燥感
という気持ちの流れが日々続きました。

授業で上手く頭を使うことができず、休み時間にトイレで泣くこともありました。

また、食欲も減少していきました。

入院中、特に後半二週間は、食べることに対して恐怖をほとんど感じず、食べる量も以前より増えていきましたが、退院後は、例えば昼食に5㎝×5㎝ほどの大きさのサンドイッチを3つ食べるのがやっとで、食べれる量が入院前の状態へ戻っていき、そしてそれ以上に減っていきました。

何か不安や焦りを感じてえいるときは特に、食べ物のカロリーに敏感になり、恐怖感を抱くときもありました。

退院後は、最低でも退院時の体重(32㎏)をキープすることを主治医の先生と約束していましたが、入院中は食べなくても、点滴によって一日800㎉ほど補うことができていましたが、退院後は点滴治療がなくなり、全て飲食でカロリー摂取していくことになります。

退院時、「体重を増やせるように頑張る」と心に決めましたが、現実は甘くはなく、思うように食べられませんでした。

ただ一つ、入院中に決めていた「一日に1つアイスクリームを食べる」というものは退院後も続けていましたが、それだけでは体重キープには繋がらず、退院後1~2ヶ月で、体重2㎏ほど落ちていました。

入院して克服に向けて前進していたのが後退してしまっていることに罪悪感を抱くようになり、また、「このままの状態で本当に大学に通えるのか」という不安も出てきました。

体重が落ちると活力がなくなり、精神不安定状態となって、更に食欲がなくなる。

このような悪循環が起こり、摂食障害克服の厳しさを実感するようになりました。


今回も「摂食障害克服記」をお読みいただき、ありがとうございました。

「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。

よろしくお願い致します。


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