摂食障害克服記 (第二十六回目) 【高校3年 11月 – 入院】

2016.05.02

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。
 
今回は、大学の推薦入学試験が終わり、一段落した高校3年の11月、体力を考慮し入院したときのことについてです。
 
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当時の体重は27㎏、主治医の先生から30㎏を下回ると入院治療の可能性があると言われていましたが、
大学の入学試験が終わるまでは通院を希望し、結局、入試後まもなく入院することとなりました。
 
私の場合は、入院治療は主に食事と点滴で、主治医の先生と相談して目標体重を35㎏に設定しました。
 
入院中の食事は、たくさんの量を食べなければならなかったり、カロリーの高いものが多く出されると想像していましたが、実際は「自分が食べれるものを無理なく食べる」というもので、食べたものの記録はつけていましたが、食べるものに抵抗のあるもの、例えば揚げ物やお肉は外してもらえるなど、「安心して食べる」ことができる食事でした。
 
これは、入院中の摂食障害の治療全般的に言えることのようですが、患者の納得が得られない治療を行うと、食べ物を捨てたり、点滴液を捨てるなど、治療への拒否反応が出てしまうためのようです。
 
そして、点滴治療はというと、首のつけ根にある頸静脈から、頸静脈性高カロリー栄養点滴を行っていました。
 
私の場合は、この点滴から1日800㎉ほどの栄養を入れていたため、点滴を始めて1週間ほどすると顔色が良くなっていきました。
 
摂食障害患者は、「病気の重さを自覚していない」「自分のライフスタイルを崩されたくない」などの理由から入院を拒むケースが多いようですが、私は、家族や学校といったストレスから離れられる、そして苦しい日常から離れた空間に感じる病院が「安心の場」となっていたため、入院には積極的で、入院期間中、時間やプレッシャーなど何かに追われるという感覚が減少し、精神的にとても楽になりました。
 
身体的にも、体のだるさが軽減し、目まいを感じることなく院内を歩き回れるようになり、看護師さんから「笑顔が増えたね」と言われるように、プラスの感情や表情も豊かになっていきました
 
「体に栄養が入ることで、こんなにも体と心が楽になるのだな」と思うと、摂食障害を克服することに前向きに考えられるようになり、「早く何も悩まず自然に食べれるようになりたい」と強く思うようになりました。
すると、食べることに関して次第に恐怖感がなくなり太ると感じていていた炭水化物を少しずつ多く取れるようになったり、食事後の食べたことに対する罪悪感もなくなってくるなど、大きな変化が現れました。
 
今回も「摂食障害克服記」をお読みいただき、ありがとうございました。

「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。

よろしくお願い致します。

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