標準化されたテスト 【きょうのココロワード】
2014.07.16
こんにちは、講師の石山です。
本日の授業をご受講戴きました、
6月生水曜日・11時‐13時クラスの皆様、
お疲れ様でございました
今日は『心理アセスメント』ということで、
様々な心理テストについて、
学んで戴きましたが、いかがでしたか
種類や留意点も併せて、知識を深めて戴けたかと思います。
心理テストの実施に当たって大切な【標準化されたテスト】について、
お伝えしようと思います。
心理テストの標準化は、
①検査仕様の確定
↓
②検査項目の作成
↓
③予備テスト
↓
④予備テストによって、得られた結果から、最初のテスト項目を分析
↓
⑤本テスト用項目の選択
↓
⑥本テストによる集団規準の作成
という手順を踏んで行われています。
そして、心理テストを作成するに当たって、
「信頼性・妥当性・客観性」の3つが大切、
ということは授業でお伝えしたとおりです。
せっかく手順を踏んで作っても、
上記の3つが欠けていては、
使えるに値する心理テストになりませんから、
よくご注意下さい
具体的には
「測ろうとしている心理特性に関する、理論的な検討が出来ているか」
「項目内容と対応する項目数の配分はどうか」
「得られた個人の検査結果が、その集団を代表するものであると解釈できるか」
などですね。
面白おかしい心理テストも、楽しむ分には構いませんが、
心理的諸側面を理解しようとする場合には【標準化されたテスト】であるかどうか、
よく見極めて実施しましょう