相談に乗るとき、絶対にしてはいけないこと

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2012.08.08

認知行動療法で高い実績を誇る ハートフルライフカウンセラー学院

今回もいじめ問題についてですが・・・。
悩み相談、特にいじめ相談や恋愛相談に乗る人の場合、一番気をつけて欲しいことがあります。
それは「経験原理主義者」にならないことです。
…分かりやすい表現をすれば、「自分の経験こそが正しい」と思い込まないことです。
分かりやすく、今回も具体的な例を出しましょう。
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貴方は、突然おなかが痛くなりました。
かなりの激痛なので、友達にそのことを話しました。
すると友達は言いました。
「だったら、この薬を分けてあげる。
私も過去に何回か腹痛になったことがあったよ。
これを飲んだらすぐ治ったんだ。」
貴方はその言葉を信じて薬を飲み始めました。
しかし、数日後。
貴方の腹痛は一向に治まりません。
そしてとうとう倒れて救急車で運ばれてしまいました。
そこでお医者さんは言いました。
「これは盲腸炎ですね。貴方の持っている薬では治りませんよ。」
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これは病気の例ですが、全く同じことが、
「いじめの相談」
「うつ病の相談」
「恋愛相談」
でも言えます。
つまり、
「自分が解決した方法は、他人にも必ず適用できる」
とは思わないことが重要です。
過去にも、ある少年がいじめ自殺をしたことがありました。
自殺する前に、その子はお父さんに相談をしましたが、
「お父さんも小さい頃はいじめに遭っていた。けど、何とか乗り切ったんだ。お前も大丈夫だ。」
と言われました。
果たしてこの子は、その発言で救われたのでしょうか?
…自殺した、と言うことから考えると恐らくは救われなかったのかもしれませんが…。
同じ「腹痛」でも、その原因はたくさんあります。
風邪やストレスは勿論、胃がんや盲腸、その他色々・・・。
体の問題でもそうなのですから、「恋愛」や「いじめ」でも、その原因や起きている状況、その人の苦しんでいる理由は人によって十人十色、様々です。
いじめを解決した経験は、勿論とても参考になる場合があります。
ただ、悩み相談に乗るときに自分の体験を語る時には、
「その子の問題を解決したい」のか、それとも
「自分の成功体験を自慢したい」だけなのか、
一度自分の中で整理をした方が良いと、私はカウンセラーの立場から思います。
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