認知行動療法実践~偏った考えに苦しめられたら…~
2013.11.13
こんにちは、講師の石山です
今日は知り合いの娘さんが通っている、高校の文化祭だそうです。 芸術の秋は、まだまだ続きますね
さて、本日6月生水曜日・11時-13時のクラスでは、 認知行動療法の実践の中でも「考え方の傾向を認識し変える」 ところに取り組んで戴きました。
自動思考観察帳をつけたり、日常の中でのストレスの瞬間を、 自覚することによって考え方(認知)の偏りに気づいたら、 偏りのパターンをご紹介していますので、どれかに当てはまっているか、 検討してみます
そして、当てはまっていることが分かりましたら、
「その認知は、事実に裏付けられた正しい考えなのか」
「代わりの見方があるか」
「この認知が正しいとするならば、そう考えるメリットは」
などについて、自分自身に問いかけながら分析するのです
すると、新しい別の考えが浮かんで来ます。
この時のポイントとして、「不快な感情を和らげ、ストレスを軽くする、 新しい別の考えとしてはどんなものがあるかな」と考えながら、 自分への問いかけをすること。
そうすると、客観的な考え方を身につけられるようになります。
実践では毎回、セルフカウンセリングの時間を設けていますので、 自動思考観察帳を見るのでもいいですし、思い出して戴きながらでも いいですので、
■ストレスを感じた出来事についてありありと思い出して戴く (いつ、どんな状況のどんな場所で、誰と居た時になどなど…)
↓
■ストレスを感じた時の感情を捉えて戴く (数値化すると、どのぐらいか)
↓
■不快な感情を強く感じた時の考えを捉えて戴く
↓
■それをどのぐらい、信じているかを考える (数値化すると、どのぐらいか)
これを繰り返し、ストレス時の自分について明確になったところで、 新しい別の考えが出来るように、問いかけをしていって戴きます。
いつも、この実践はこの手順で、しっかりと取り組んで参りますので、 その都度、納得しながらスキルの定着を図れますよ
次回以降も、頑張って参りましょうね