摂食障害克服記 (第二十二回目) 【高校3年 4月 – 視野の広がり】

2016.03.28

ハートフルライフカウンセラー学院のスタッフ、鳥沙ゆきこです。

今回は、視野が広がる機会を得られたこと、客観的に自分の拒食症の状態を見ることができたことについてです。

高校3年生になると、進路相談の時間がつくられたり、文系・理系それぞれの選択科目が増えたりと受験の準備を整えるためのシステムが設けられるようになりました。

また、クラスメイトも受験や将来の夢についての話題が多くなり、普段の授業でも勉強に集中し、真面目に取り組む生徒が増えて学年全体の雰囲気が大きく変わりました。

私も進学についてより慎重に考えるようになり、それと同時に大きな不安に襲われました。

体力的、精神的に一般受験は難しいと考えていたため、推薦希望でした。

「希望の大学に入れなかったらどうしよう」とネガティブな感情に引っ張られ、それにより食欲がなくなって食べる量が減ってしまう日が増えてきました

そこで、高校2年生のときは苦手科目を克服するため、体力的な面も考慮して、塾を変えました。

それまで一番苦手な数学のみ塾で勉強していましが、3年生になって、数学よりも推薦入学時に必要な小論文の書き方を学びたいと考え、数学の塾は辞めて、小論文対策を行っている塾に通うことにしました。

それまで小論文を書いた経験がほとんどなかったので、自分が上手くできるものなのか不安もありましたが、学校の5教科の勉強とはまた違った取り組みが少し楽しみでもありました。

そして、この小論文の塾は私にとって、とても良い影響がありました。

その一つは、色々な課題の記事に触れられたことです。
摂食障害克服記 小論文

環境問題、家族問題、犯罪事件、戦争、外国との文化の違いなど、社会的な規模の大きなテーマについて考えると、視野が広がっていくと同時に客観的に自分を捉え、自分が抱えている「食べることが怖い」という問題がとても小さいことに思えました

また、痩せることに固執している自分に大きな疑問を持ち、自分の思い込みから抜け出せない状態に自ら情けなさと呆れも感じました

そして この頃から、一時食欲をなくして食べる量が減っていたのが、だんだんと食べることに抵抗がなくなり、少し食べ過ぎたと感じても、以前のようにパニック状態になることが少なくなりました

小論文に向かって勉強ができる環境への安心感と、自分を客観的に捉えることが増えたという変化が影響したのだと思います。

今回も「摂食障害克服記」を読んでいただき、ありがとうございました。
「摂食障害克服記」は毎週更新していきます。

よろしくお願い致します。

 

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