認知行動療法とは

認知行動療法とは、今最も注目されている療法の一つでセルフケア、他者ケアの両方に役立つ、メンタルヘルスの救世主的存在で、今最も注目されている療法です。

認知行動療法は、ストレスな状況にいたる否定的な考え方(認知)を自分自身で気づき、修正しながら、バランス良い考え方を身につけられるです。

認知行動療法(認知療法・認知行動療法)の基本的考え方は、出来事(状況)認知(自動思考・考え)感情(気持ち)行動の相互関係に注目しています。
「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、この認知に働きかけて、ストレスに直面した時の考え方(認知)の偏りをクライアント自身に気づかせ、バランス良い考え方を作っていきます。
バランス良い機能的な考え方(認知)にすることにより、感情(気持ち)は向上し、更に機能的な行動へと変化していきます。

私たちは誰もが、認知に偏りをもっています。

同じ物事に対しても、人によってその捉え方は異なります。

例えば、同じ「学校」という言葉でも

「学校は、テストがあって、勉強しなければならない嫌なところ。」
考える人もいれば、

「学校は、勉強もあるけど、友達とおしゃべりできる楽しいところ。」
と考える人もいるでしょう。

認知の偏りは決して悪いことではなく、「性格」「個性」となり、人間性の深みをつくっているともいえます。

しかし、強いストレスを感じたり、うつ状態に陥っているときなど、特別な状況下では、認知に歪みが生じてきます。

悲観的な考え(マイナス思考)が強くなり、その結果、抑うつ感や不安感などという非適応的な行動が強まり、さらに認知の歪みが引き起こされるようになります。

(過剰に不安を感じたり、落ち込んでしまったりすると、物事の捉え方がネガティブになってしまうためうつ病や不安障害などの病気を悪化させてしまうのです。)

認知行動療法は、このようなメンタルに悪影響を及ぼす認知の偏りに気づかせ、それを健康的な心へと修正していく療法です。

認知の歪みを発見する。→自動思考を明確にする。

自動思考とは、考え方の癖のようなもの。

ある状況で自動的に瞬時に浮かんでくる考えのことです。

認知行動療法では、この自動思考が現実にそったものなのか考えます。

自動思考にメンタル的に不安定になるような偏りがないか、どの程度現実と食い違っているかを見直し、思考のバランスをとっていきます。

「今」問題となっている部分に焦点を当てて、現実に適応しやすいよう学習していく療法といえます。

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