強迫性障害 (Obsessive-Compulsive Disorder; OCD)
強迫性障害とは、不安障害の一型で、その病態は、強迫観念と強迫行為に特徴づけられる。
強迫観念は無意味ないし不適切、侵入的と判断され、無視や抑制しようとしてもこころから離れない思考や衝動およびイメージなどである。
強迫行為は主に強迫観念に伴って高まる不安を緩和および打ち消すための行為で、そのばかばかしさや、過剰であることを自ら認識してやめたいと思いつつも、駆り立てられる様に行う行為である。
■洗浄強迫(手を何度も洗ったり、一日に何回もシャワーを浴びたり、買って来たものを全て消毒したりする)
■確認強迫(窓の鍵やガスの元栓を締めたかどうか、電気のスイッチを切ったか、何度も確認したりする)
■儀式行為(物を置く位置や駅までの歩数が完璧に決まっていて、守らなければ気が済まない等)
など複数挙げられます。
患者数は、年々増加傾向にあり、現在28000人(2014年)。
発症原因は、特定されていない。
主要な治療は、認知行動療法および薬物療法
OCDの患者さんによく行われる認知行動療法は、曝露反応妨害法。
曝露反応妨害法とは、曝露(ばくろ)と反応妨害の二つの技法を組み合わせて行う方法。
曝露とは、これまで恐怖で避けたりしていた状況に、あえて向き合う。そして、恐れていたような悪いことは起きないと学習する。
例)不潔だと感じる床や土にあえて触る
反応妨害とは、これまで不安や不快感を消すために行ってきた強迫行為をできるだけしないこと。そして、不安や苦痛が次第に減っていくことを体験する。
例)曝露した直後から、強迫行為としての手洗いをできるだけ行わない。
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