カウンセリング実践【認知行動療法 (中核信念が形成される心のメカニズム)】

【テーマ】

認知行動療法の基本モデルを身につける

 

【内容】

「逐語記録」というのは、カウンセラーとクライエントの対話を、一語一句、忠実に記録したもののことを言います。「あの~…」とか「えっと…」とか「すすり泣き」とか。沈黙やため息なども記載します。来談者中心療法の提唱者・ロジャーズは、逐語記録を「言葉の顕微鏡」という言葉で表したそうです。そのぐらい、この逐語記録からは、様々なことが分かるんですね。
例えば、日常会話や録音しないカウンセリングなどでは、後になって「あれ、あの時どんなことを言ったんだっけ?」「正しいことを言ったっけ?」と思うことってありますよね。逐語記録なら、一つ一つの台詞を客観的に振り返り、他のカウンセラーから指摘を受けたり出来るのです。
本カリキュラムでは、実際に受講生さんに逐語記録の作成に取り組んで戴きます。丁寧に作り方をご説明しますので、ぜひ一度、チャレンジしてみて下さい。「自分の応答の癖が分かった!」「クライエントの主訴と、自分のカウンセリングがずれていることが分かった!」などなど、新たな気づきを得て戴けますよ。
そしてカウンセラーとしての自信がますますついたら、いよいよ認知行動療法の実践がスタートです!
まずは、
自分自身に対する固まった考え方の中核信念は、子どもの頃の体験に基づいて作られます。その形成メカニズムを知り、自分の考え方の思い込みを変える心の準備をしていきます。