あと半月で2025年を満足な一年にするために

スタッフブログ

2025.12.15

― 年末に「やるべきこと」が見えてくる心理学的な考え方 ―

気がつけば、2025年も残り半月となりました。

この時期になると、特別な出来事があったわけではないのに、なぜか気持ちが落ち着かず、「この一年で何ができただろうか」「思っていたほど前に進めなかったのではないか」と感じる方が少なくありません。

年末のこの焦りや不全感は、性格や努力不足によるものではありません。

心理学の視点から見ると、年末という時期そのものが、人の心に特有の負荷をかけやすい構造を持っているためです。

なぜ年末になると、一年を否定的に感じてしまうのか

人は一年を振り返るとき、実際の出来事をすべて公平に評価しているわけではありません。

心理学では、物事の評価が「最後の印象」に強く影響されることが知られています。

12月は、疲労が蓄積しやすく、仕事や家庭、人間関係の調整も重なりやすい時期です。

そのため、本来は一年を通して積み重ねてきた経験や努力があったとしても、年末の疲れた状態のまま一年全体を評価してしまうことが起こります。

結果として、

「何も残らなかった一年だった」

「満足できないまま終わってしまう」

という印象が生まれやすくなるのです。

これは、一年の実態ではなく、年末特有の認知の偏りによるものだと考えられます。

「満足できる一年」とは、何かを成し遂げた一年ではない

多くの方が、「満足できる一年=成果を出した一年」「目標を達成した一年」と考えがちです。

しかし、心理学的に見ると、人が一年を肯定的に受け止められるかどうかは、成果の量だけで決まるわけではありません。

むしろ重要なのは、
・続けてきたことがあったか
・投げ出さずに向き合っていたことがあったか
・状況の中で、何とかやり過ごしてきた経験があったか
といった過程の評価です。

年末になると、人は「できなかったこと」ばかりを数えやすくなります。

しかし、それは一年を正しく見ている状態とは言えません。
あと半月で変えられるのは、「一年の印象」

ここで大切なのは、残り半月で何か大きなことを成し遂げようとすることではありません。

この時期に無理に頑張ろうとすると、かえって心身の負担が大きくなります。

あと半月でできる、現実的で効果のあることは次の三つです。

1つ目は、反省をしないことです。

年末の反省は、冷静な振り返りではなく、自分を責める作業になりやすいためです。

2つ目は、判断を先送りすることです

来年の目標や大きな決断は、心と体が回復してから考える方が適切です。

3つ目は、整理だけを行うことです。

「今年はこういう一年だった」と言葉にして区切りをつけるだけでも、一年の印象は大きく変わります。

年末に心が揺れるのは、前に進もうとしている証でもある

年末に不安や焦りが強くなると、「自分は弱いのではないか」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、心理学的には、心が揺れること自体が問題なのではありません。

変化の前や節目の時期には、誰しも心が不安定になりやすいものです。

それは、これまでを終え、次に向かおうとする自然な反応でもあります。

2025年を「満足できなかった一年」として終えるか、

「いろいろあったが、納得して終えられた一年」として終えるかは、

残り半月の過ごし方ではなく、見方によって決まります。

一年を整えるとは、自分を責めない視点を持つこと

一年の価値は、結果だけで測れるものではありません。

耐えてきた時間、続けてきた日常、迷いながらも向き合ってきた経験も、確かな積み重ねです。

年末は、人生を変える時期ではなく、視点を整える時期です。

あと半月、何かを付け足そうとするよりも、

「ここまでよくやってきた」と静かに確認することが、次の一年につながっていきます。

2025年を、否定ではなく納得で終えること。

それ自体が、十分に意味のある選択だといえるでしょう。

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