特性因子理論
特性因子理論とは、「仕事と人のマッチング理論」とも言われ、職業指導運動に取り組んだパーソンズが提唱しました。
就職までに何度も転職を繰り返すのは
「特性」つまり個人の趣味、適性や価値観、性格などと、その職業の条件(内容や必要とされる能力)が、ミスマッチだからだ、
とパーソンズは考えたのです。
人には個人差、職業には職業差があります。
個人差とは、個人の能力の差でもあります。
能力は測定することが可能です。
また、職場環境や必要とされる能力も数値化することが出来ます。
両者を上手く組み合わせることにより、自身の能力・特性に、最も見合った職業選択をすることで、適職に就けるとしたのが、特性因子理論です。
ここで大切なのは、数値ありきで数値のみに注目するのではなく、相手との良好な関係を構築し、情報を分析したらそれを相手に、感情に配慮してフィードバックし、そして目標達成のために援助する、という姿勢です。
客観的なアセスメントでありながら、相手の心に寄り添い、可能性を展開していくことが出来る。
そんなカウンセリングを実施していきたいですね。
エリクソンのパーソナリティ発達理論 »