サザエさん一家で自分を知る~交流分析活用~

対人関係に悩み、ストレスを感じることはありませんか?

自分の性格や特徴に気づくことができると、対人関係を改善していくことに役立ちます。

自分の性格や特徴を知る方法は多種ありますが、本章では、心理学の交流分析を活用してご紹介します。

エゴグラム分析

交流分析では、人は感情・思考・行動を一連している3つの自我状態があり、自我状態5つの機能に分類できると考えています。

自我状態の5つの機能とは、「CP」・「NP」・「A」・「FC」・「AC」であります。
この5つの自我状態のバランスの違いが、一人ひとりの性格の違いだと捉えることができます。

この5つの自我状態をサザエさん一家のキャラクターを活用して、どのような特徴や癖があるかご説明します。

波平さんタイプ – CP(Critical Parent)
波平さんタイプ(CP)は、信念やルールに従って行動する厳しい親の心をもっています。
自分の価値観や考え方を優先する特徴があります。

<事例>
会社で「会議の資料は前日には仕上げておくべきだ、当日では遅い!」と言ったり、
「明日は社員全員で活気づけるために飲み会をするぞ!」などリーダーシップをとる人はCPに当てはまります。

ただし、CPが強くなりすぎると支配的・批判的になります。

 

舟さんタイプ- NP(Nurturing Parent)
舟さんタイプ(NP)は、思いやりをもって人のために動く養育的な親の心をもっています。
親身に人の世話をするよう人が当てはまります。

<事例>
家族に対して、毎日家族みんなの好みを考えて食事を作ったり、何か上手くできずに困っている人を見かけると「私も手伝うよ。もっと○○してやり方を変えるといいよ。」などと声をかけるような人です。
NPが強すぎると過保護・お節介になりがちです。

 

コンピューターのような人- A
このAのタイプは、はサザエさん一家のキャラクターには当てはまりませんが、コンピューターや新聞記者のような方です。
現実的・客観的視点をもって物事を判断しようとする合理的な大人の心をもつ人です。


<事例>
交通事故を見かけたとき、動揺せずに素早く警察や救急車を呼んだり、怪我人の状態を確認するなど、落ち着いて冷静に行動する人が当てはまります。

 

タラちゃんタイプ- FC(Free Child)
タラちゃんタイプ(FC)は、自分のやりたいように動く自由な子どもの心をもっています。
自然の感情を表し、無邪気に行動することが特徴です。

<事例>
友達同士で出かける計画を立てるとき、「○○に行きたい!△△が食べたい!」と発言したり、楽しい出来事に対し、はしゃいだり笑ったりと素直に振舞う人はFCになります。

FCが強すぎるとわがままで他人への配慮に欠けることがあります。

 

カツオくんタイプ- AC(Adapted Child)
カツオくんタイプ(AC)は、周りからのアクションによって自分の行動を決める順応的な子どもの心をもっている、日本人に多いタイプです。

<事例>
「遊ぶ前に勉強を終わらせなさい」と言われれば、「分かりました」と従順に応え、仲間と行動するときには、他人の意見をしっかり聞いたり、グループの和を考えるなど協調性をもって行動する人です。

ACが強すぎると自分の気持ちを抑えて相手に合わせるなど非主体的となることでストレスを溜めこむということがあります。

以上が自我状態の5つの分類になりますが、これは人の性格の特徴をあらわすもので、「良い・悪い」という考えではありません。
また、5つの自我状態のエネルギー配分を変えることで、自分の性格を変えていくことができます

人間関係にトラブルがある場合、自分の特徴に何か関係しているものがないか、どの機能を高めていけば良好な関係をつくっていくことに役立つのか。
今の自分を知ることで、対人関係を改善していける、理想の自分に変わっていくことができるようになります
そして、理想の自分に近づければ、生きやすさを感じることができるでしょう。

 

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