親子が似るのはナゼ?理由を知れば自分は変えられる! ~行動理論・行動療法~
気づいたらお母さんと同じ口癖を言っていてびっくりした。
知らぬ間にお父さんと同じ行動を取っていて苦笑い。
そんなこと、ありませんか。
「親子だから似ているのは当たり前」と一般的に言われることがあります。
なぜ親子だと似るのでしょう。
1.親子が似るのは、ナゼ(?_?)
実は、これにはきちんとした理由があるのです。
人の行動は、生まれてから周りの環境に影響され、作られているからなのです。
だから親と一緒にいれば、知らぬ間に親の影響を受けて、同じような行動をするのです。
人の行動は、望む・望まないに関わらず、学習によって作られます。
子供が親に似た行動を取るのも、親の行動を目にしてきた「学習」の結果なのです。
ですから、もし、生きずらいな、と思うことがあっても、学習によって修正したり消したりし、楽になることができるのです。
この考え方は、心理学の行動理論です。
行動理論を活用した行動を修正・消去する行動療法は幾つかあります。
今回はその中から2つご紹介します。
自分が楽になれる2つの方法
2.自分が楽になれる行動療法
(1)系統的脱感法
「昔、鳥に追いかけられたことがあって、鳥が怖い。
鳥の写真を見るだけでも恐怖を感じるぐらい鳥が苦手。
でも結婚して田舎に住むことになり、いつも鳥を見る。
夫もオウムを飼いたいと言っているので、なんとか鳥嫌いを克服したい。
どうすればいいだろう」
そんな恐怖の感情を、段階を踏んで徐々に減らしていくのが系統的脱感作法です。
まず、「鳥」で恐怖を感じる様々な場面を思い浮かべます。
例えば鳥の写真を見る、鳥が頭の上を飛んでいく、など。
次に各々の場面で抱く負の気持ちに、1~100点までの間で点数をつけます。
鳥の写真を見る=5点、鳥が頭の上を飛んでいく=20点、など。
そして点数の低いほうから何度もイメージしていき、1つずつクリアしていきます。
クリアされたら、その場面での負の感情はなくなったということです。
(2)主張訓練法
「いつも頼まれごとをされて断れない。
職場で人に会うことが怖い。
頼まれごとに「NO」と言いたい、でも言えない。会社にいくのがつらい…。」
そんな対人恐怖の考えを持っている時に「NO」と言えるようにするのが主張訓練法です。
「NO」という自己主張を何度もしていくと、自分の気持ちを伝えられるようになります。
自分の気持ちをきちんと伝えられると、楽な気持ちになれます。
この時、相手のことも考えた上で自分の気持ちを伝えることもコツです。
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