考えと事実は違う。混同するところにストレスあり

80代半ばになった私の母。

私の母は、原付きの免許を40歳のときに取得しました。
それまでは、自転車のみ。
山に囲まれた地域に住んでいたため、不便だっと思います。

私が何か忘れ物をすると、3㎞離れた学校まで、山道、農道を、自転車を懸命にこぎ、汗を噴き出しながら届けてくれました。
3人の娘に対して、自分のことよりも、娘の幸せを願い、いつも愛情を持って育ててくれました。

そんな母も80歳を越えて、昔のような元気がなくなっています。

先日も、原付きの免許更新をあきらめると母から聞いたときに血の気が引きました。

人が年老いていくことは当たり前のことと分かっていても、母が年老いていくということに、私はついていけないでいます。
弱っていく母を見ていると、心が凍ることがあります。

考えと事実は異なる 
人の寿命は、有限。
分かっているようで、理解しきれていない事実。
いつかは別れがある事実を、親はいつまでもいてくれるものとの考えで覆いかぶせているように感じます。

周囲のストレスについて、話しを聴いていても、事実で悩んでいるというよりも、考えで悩んでいることがほとんど。

例えば 
上司に「おはようございます」と挨拶したら『無視された』と悩んでいるでいる方がいたとします。

事実はどうだったかと尋ねると、
『複数人いる場所で、2m程離れた上司の左横から目が合っていない状態で、「おはようございます」と言った。
上司は、顔を動かすことも言葉を
発することもなかった』
ということです。

部下が上司に「おはようございます」といったのだから、上司は部下に「おはよう」か「おはようございます」と返事をするべきと考えていると、ストレスになります。

しかし、上司は、部下が、挨拶したという認識が持てていたのでしょうか。
気が付かなかった、聞こえなかったという事実もあり得ることです。
人を責めるタイプの人に多いストレスです。

事実を捉えることは重要 
人は、考えの8割がネガティブなことのため、ストレスは起こりうることなのです。
リスク管理としては重要なことです。
しかし、考えが事実を一緒とは限りません。
考えが事実と混同すれば、ストレスになることは往々にあります。
自分の置かれた状況を事実で捉えるようにすることはストレスケアとしては重要です。

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記事監修:ハートフルライフカウンセラー学院学院長・石川千鶴
学院長・石川千鶴は厚生労働省・職業情報サイト(o-net)のカウンセラー(医療福祉分野)紹介ページにおいてカウンセラーを務め、認知行動療法にてカウンセリングを実施。
*CBT:Cognitive behavioral therapy

 

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