4月中旬は心のゆらぎに要注意?「適応のストレス」に備える3つのセルフケア
2025.04.16
春は、新しい生活が始まる季節です。
入学、就職、異動などで環境が大きく変わる4月は、前向きな期待と同時に、知らず知らずのうちに心に負担がかかっていることがあります。
特に4月中旬は、慣れない環境への適応疲れが心身に現れやすいタイミング。
心理学ではこれを「適応ストレス」と呼びます。
今回は、そんな4月中旬を心穏やかに乗り越えるために、心のメカニズムを理解しながら取り入れられる3つのセルフケアをご紹介します。
【目次】
1.4月中旬がストレスの「谷」になりやすい理由
2.ストレスを感じやすい人の特徴と心理傾向
3.今日からできる!心のセルフケア3選
4.まとめ|気づきと対処で、自分の心を守る力を育てよう
【1.4月中旬がストレスの「谷」になりやすい理由】
「春なのに気分が沈む」「集中力が続かない」「理由もなく疲れる」と感じたことはありませんか?
実はこの時期は、心理的に“空白”が生じやすい期間でもあります。
-
4月初旬の緊張や高揚が落ち着く
-
新しい環境に対する不安が現実的な悩みに変わる
-
周囲に「慣れてきた」と見なされ、相談しづらくなる
こうした要因が重なることで、「外では気を張り、内では疲労を抱える」状態に陥りやすくなるのです。
心理学的には、このような時期は“適応障害”の兆候が出やすく、いわゆる「四月病」「五月病」といった症状が始まるタイミングでもあります。
【2.ストレスを感じやすい人の特徴と心理傾向】
個人差はありますが、次のような心理傾向を持つ方は、特に4月中旬の「適応ストレス」に注意が必要です。
① 完璧主義傾向が強い
→「早く成果を出さなければ」「ちゃんとしなければ」と自分を追い込んでしまう
② 外向的だが内面で疲れやすい
→新しい人間関係での明るい振る舞いが、実は内面のストレスになっていることも
③ 周囲の期待を気にする
→「周りに迷惑をかけたくない」「うまくやって当然」と自分にプレッシャーをかけがち
このような傾向を持つ方ほど、「がんばっているのに心が疲れる」というジレンマを抱えやすくなります。
【3.今日からできる!心のセルフケア3選】
では、どうすれば4月中旬の心の揺れをやわらげることができるのでしょうか?
ここでは、心理学的な効果が実証されている3つのセルフケアをご紹介します。
①【生活リズムを整える:「起床後30分の朝光」を意識】
セロトニンの分泌を促す朝の光は、気分の安定に効果的です。
特に起床後30分以内にカーテンを開け、自然光を浴びることで、自律神経が整い、抑うつ感の予防につながります。
②【ジャーナリング:「今の気持ち」を言語化】
ノートやスマホに、今の気持ちを「そのまま」書き出してみましょう。
書くことで頭の中が整理され、ストレスが可視化されます。
これは認知行動療法でも用いられるテクニックで、感情のコントロール力を高める効果が期待できます。
③【「がんばらない日」を意図的に設ける】
人間は「がんばり続ける」ことに向いていません。
予定のない日、予定をあえて入れない日を月に数回設けておくことで、ストレスが蓄積する前に心身をリセットできます。
これは“予防的休息”として、燃え尽き症候群の予防にも効果的です。
【4.まとめ|気づきと対処で、自分の心を守る力を育てよう】
4月中旬は、「まだ慣れていない」ことが自然であり、「疲れている」ことが当たり前ともいえる時期です。
だからこそ、無理に自分を奮い立たせるよりも、今の心と丁寧に向き合うことが大切です。
ハートフルライフカウンセラー学院では、こうした日常の心のケアや、心理学の知識を学びながら自分自身と周囲の人を支える力を養う講座を開講しています。
カウンセラーを目指す方はもちろん、自分や家族の心の健康を守りたい方にも好評をいただいています。
適応の季節に、心の土台を整える学びを始めてみませんか?
スクール説明会
-
学び方、学びの活かし方、資格取得の方法など詳しく説明
-
レッスン・カウンセリングまで体験できる
\きっと得する!/
無料スクール説明会はこちら
参加者の方は
5つの特典付き